リア側に取り付けたストロークセンサーはとりあえず問題なく作動していたのですが、フロント側がどうしてもおかしな表示になってしまうので、改めて取付位置とか見直してみました。
↑前回の取り付け位置
見た目的にもすっきりしていたので満足していたのですが、実はこの取り付け位置に問題がありました。
改めて説明書を確認してみると・・・
取り付け方法(取扱説明書抜粋)
- サスペンションをフルストロークした状態にします。
- タイヤ上面または、フェンダー上面から 9cm 以上離れた最も近く何も無い位置を確認します。
- その位置にセンサーを取り付けできるよう、取り付けステーをデザインします。(センサーは透明な窓が対象物の中心に来るようにします。またセンサー長手方向が進行方向と直角になるようにステーをデザインしてください。ステーとセンサーは両面テープおよびタイラップで固定します。)
- ステーを作成し取り付けます。
色々間違ってました(汗) この中で特に2番が重要な様で、改めてフルボトム時の対象物とセンサーの距離を測定したら、5cm程しかありませんでした。 この位置での取り付けの場合、9cm以上のクリアランスを確保するのは難しく、出来たとしても他の部分に干渉の可能性が出てくるので、全く違う形での取り付け方法を検討するしかありません。 更にメンテナンス性も考えたところ、写真の様な取付位置となりました。
↑フロント側上部から見た図 汎用アルミL字ステーを加工し、三又から数センチ浮かせた位置からフロントフォークの後ろ側に向けてセンサーを出しています。
↑センサー受光部はこんな感じです。 こちらも汎用アルミL字ステーを加工しています。 ただ適当に取り付けても、こんな小さな受光部だと少しのずれもNGだと思うので、ステダンブラケットと長ねじを100mmの長さにカットし、この様な即席治具を用意しました。
この治具をインナーチューブに固定し、位置だしをします。
↑こんな感じです。 こうして取り付け後、アプリ側で伸長時、フルボトム時と読み込ませ、何度も上下させて確認したところ、今回は問題なく表示されているようです。 取り付け方法3に「センサー長手方向が進行方向と直角になるようにステーをデザインしてください」とありましたが、現時点では直角ではありません。 とりあえずこの状態で次回走行で動作確認をし、問題ないようであればこのままでいこうと思います。 これで問題が発生しなければストロークセンサー取付編は完了となります。 次回からはA/F信号取り出しについてアップしていこうと思います。