今年５月のテイストオブツクバでミッションに不具合が発生し、リタイヤしたねだっちこと大根田選手の車両のエンジン腰下メンテナンスを行いました。
しかし、ここ数年で一気にミッション系の部品は廃番となってしまい、特にギヤに関しては新品での購入がほぼ不可能となってきているので、中古のミッションから程度の良い部品を選別して交換していきます。
今回は、中古で仕入れたZZR1100用エンジンから取り出したミッションの程度が良く、そちらを流用して組替ました。
当然ながらそのまま組み替えることは出来ないので、GPZの一部部品はそのまま使用し、細部のチェックも兼ねて一度全て分解、サークリップ等を新品に交換して組み直しています。
テイストで使用している車両のリアタイヤが180とワイドになっているので、これを機にカウンターシャフトもZZR用をそのまま流用、チェーンラインを外側へ移動してタイヤとのクリアランスを確保します。
一通り組み終わり、後は実走して確認となりますが、どんなエンジンでも組んだ後は実際に走行が終わって問題無しとなるまではホッとできないですね。
この様に部品が廃番となって入手が困難な車両の場合でも、他車種流用や中古部品、リプロ品等を用いて対応可能な場合もありますので、お困りの方は一度お問い合わせください。
